人形は人生の救世主です。

 日本では「ダッチワイフ」ともう1つ「ラブドール」という呼び方がある。一般的な日常会話で「ダッチワイフ」の代わりに使われる例はあまり聞かないが、インターネット、雑誌などの媒体上ではしばしば見かけるようになった。英語圏でも「love doll」は「sex doll」の意味でよく使われる。

 現在の日本で「ラブドール」という場合、特に最近のリアルで成功な製品を指すのが一般的だ。国内のメーカーも従来の「ダッチワイフ」が持つチープで猥雑なイメージを嫌い、すすんで「ラブドール」を使っている。国内最大手のオリエント工業は「ダッチワイフ」の代わりに自ブランドの製品を「キャンディガール」と総称しているが、一般名詞としてはやはり「ラブドール」を使っている。

 日本で「ラブドール」が高級なダッチワイフの意味で用いられるようになったのは、1990年代末頃のことらしい。ちょうどこの時期、ソフトビニールで少女をかたどったオリエ
ント工業のプチソフト「アリス」が大ヒット。さらにリアルで高級なシリコン製の「アリス」も続けて発売される。それがメディアで少しずつ取り上げられるにつれ、安っぽい風船のようなものと区別する意味から「ラブドール」という言葉が広まったようだ。


 ただし「ダッチワイフ」と「ラブドール」の用例は、もちろん厳密に区別されているわけではない。単なる性欲のはけ口でない愛玩用の人形として「ラブドール」を位置づける人も多いが、普通はたた何となく雰囲気で使い分けているのが実情だ。「ホモ」「ゲイラブドール 」「オカマ」の区別がいつまで経っても定着しないのと似たようなものだろう。

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